正しいランニングフォームは1つではない
ランニングフォームについては色々な意見があり、また同じことを伝えるにしても人によって言い方が異なることも多々あります。
自分にスッと入ってくる理解しやすいアドバイスや体感しやすいアドバイスもあれば、わかりづらかったりまったく体感できないアドバイスもあります。
基本的には体感できたものを自分のものにして積み上げていけば、自分にとって効率のいい走り方に近づきます。
ただ、同じアドバイスでも自分のレベルが変われば、以前体感できなかったものができるようになることもあるので注意が必要です。
半年前には入ってこなかったアドバイスが今聞くと凄く入ってきて体感できたりすることも多々あります。
私が効果を体感したランニングフォームのアドバイス6選
左右の肩甲骨を寄せてから腕振りするイメージ
先日、ランナーズ2019年7月号をなにげなーく見ていたら藤原新選手の写真が気になり、こんなツイートをしました↓
ランナーズ7月号を見ていて、ふとP80のロンドン五輪?で走っている藤原新選手の前側からの写真が目に留まりました。
前側からの写真なのに凄く肩甲骨が寄ってそうなフォーム。
見習いたいな。#ランニング #マラソンhttps://t.co/lFOg1tg18U— 勝田の風@11/10いわい将門ハーフマラソン (@sub3challenge) June 6, 2019
ランナーズ2019年7月号P80に載っている藤原新選手の写真が、凄く肩甲骨寄っていそうな感じだったんですよねー。
前側からの写真なんですが、肩が内に入っていないというか。
自分もこんな風に走りたいと思いました!
最初「左右の肩甲骨を寄せるイメージで」とネットで見たのか本で読んだのか…
早速やってみたのですが、いまいちピンときませんでした。
しかし、
「左右の肩甲骨を寄せてから腕振りするイメージで」
というアドバイスを本で読んだのかネットで見たのかして、ジョギング中にまず肩甲骨を寄せてから腕を振ってみたところ、胸が開く感じがして呼吸が楽になった気がしました。
ガーミン235Jの心拍数を見ながらやってみたところ、実際心拍数が少しですが下がりました。
私は体が硬く肩甲骨周りも硬いので、実際に肩甲骨を寄せられているのか3枚鏡で確認したのですが、目で確認できるほど寄せられてはいませんでした。
それでも効果を感じられますので、寄せる意識が大切です。
みぞおちから脚がはえているイメージ
実際にみぞおちから脚がはえているわけないのですが、「はえているイメージ」「はえているつもり」で走ると、いわゆる“腰高”が保たれます。
骨盤、股関節を使って走れているようなイメージです。
アフリカのトップランナーの走りを真似しようとしてみると同じ効果があります。
脚長すぎて、本当にみぞおちから脚はえてるみたいですもんね(^_^;)
腕をダラーンとして5.6歩走ってみる
これは疲れた時にやると効果覿面です!
長距離走っていると、力が入ってしまっているからか、どうしても肩が疲れて肩周りが張ってきます。
そんな時、肩から先の力を抜いて腕をダラーンとして5.6歩走ってみてください。
リセットされたような感じで、また。頑張れます
「タスキ走法」「下敷き挟み走法」
「骨ストレッチ」ランニング
P114で紹介されている「タスキ走法」「下敷き挟み走法」
タスキ走法
長めのタオルを用意し、首の後ろから両脇へタスキをかけるように巻いてください。こうすると両脇が無理なく締まり、両腕の動きが制御されます。そのまま走ると、必然的に腕は振れませんから、体幹を使わざるを得なくなります。下敷き挟み走法
下敷きやコピー用紙などを脇に挟んで走るという、とても簡単なもの。
~中略~
基本は「タスキ走法」と同じですが、下敷きが落ちないように意識することで自然と脇が締まり、体幹を使った動きがキープできます。
タスキ走法と下敷き挟み走法、両方やってみたのですが、ここでいう体感を使った動きというのが、体感できました。
「左右の肩甲骨を寄せてから腕振りするイメージ」と同様の効果を感じることができます。
背中で両腕を組んでフォームを矯正する
非常識マラソンメソッド
P68で紹介されている「背中で両腕を組んでフォームを矯正する」
背中で両腕を組み、肩甲骨を寄せた状態で10秒ほど走ってみましょう。腰高フォームが戻ってきます。
実際やってみたところ、私は腰が入った走り方に矯正された感じがしました。
疲れてきたときにオススメです!
視線を少し先に
私は辛くなってくると足元ばかり見てしまうクセがあります。
そんな時に少し先を見るようにすると呼吸が楽になり、気分も前向きになったことがありました。
こちらもガーミン235Jの心拍数を見ながらやってみたところ、実際心拍数が少しですが下がりました。
まとめ
これらのアドバイスは私が効果を体感したものばかりですので、より効率的に走りたいと思っている方はぜひやってみて下さい。
本やネットで知識を得ることも大切ですが、実際にやってみることはもっと大切です。
その上で合えば継続していて、合わなければやめてしまえばいいかと思います。
正しいランニングフォームは1つではありませんし、これからもどんどん新しい情報を探して試していきます。
その都度取捨選択して前進していきます。
効果的だなと思うフォームのアドバイスがあったら、また紹介させていただきます。